吉本興業グループ行動憲章
吉本興業グループは、「笑い」を中心としたエンタテインメントによる社会貢献と、「誰もが、いつでも笑顔や笑い声をもてる社会」の実現を目指しています。
吉本興業グループのすべての役員・社員(以下、総称して「私たち」といいます)は、このような理念を実現し、文化・芸能の担い手として求められる社会的責任を果たすために、ここに、本行動憲章の制定と遵守を宣言します。
当社は、1912年の創業以来、常に当社所属のタレントたち(以下、「タレント」といいます)と共に歩み、共に発展してまいりました。
本行動憲章の理念についても、全てタレントと共有し、私たちとタレントが一丸となって実現を目指すものであります。
1.最良のエンタテインメントの提供
私たちは、「誰もが、いつでも笑顔や笑い声をもてる社会」の実現を目指します。
私たちは、この大きな目標を実現するため、タレントと協同一致し、持てる能力を最大限に発揮して、子供からお年寄りまで男女を問わず安心して楽しんでいただける最良のエンタテインメントを創造し、これを社会に広く提供して、人々の心に残る「笑い」や「幸せ」をつくりだしていきます。
2.法令等の遵守
私たちは、法令・社会規範・社内規則に従った、公正かつ適切な職務の実行、経営の実現を図ります。
また、私たちの提供するエンタテインメントやタレントの言動が社会に与える影響力の大きさを自覚し、自ら、社会の構成員として求められる価値観・倫理感に従った品位と節度のある行動を堅持するとともに、タレントにおいても、社会規範に沿った倫理的行動が堅持されるよう努めます。
3.反社会的勢力の排除
私たちは、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力の活動に強く抗議するとともに、反社会的勢力からの接近に対しては、断固として対決し、一切の関係を持たないことを誓います。
また、地域社会や警察等の関係行政機関との連携をとって、反社会的勢力の排除に努めます。
4.社会への貢献
私たちは、社会に支えられて存在することを自覚し、市民社会の一員としての役割を果たすため、積極的に社会貢献活動を行うとともに、環境問題をはじめとした人類共通の課題に対しても、自主的・積極的に取り組んでいきます。
5.人権の尊重
私たちは、職務執行、コンテンツ制作、私生活などのあらゆる場面において、すべての人々の人権を尊重し、性別、信条、身体的条件などに基づくあらゆる差別を行いません。
また、従業員の多様性、人格、個性を尊重し、不当な差別や嫌がらせのない、安全で働きやすい職場環境を確保します。
6.知的財産の取り扱い
私たちは、著作権その他の知的財産権の重要性を深く認識し、有用な知的財産権の創造に努め、これを適切に保全・活用するとともに、他者の知的財産権への敬意をもって行動し、権利侵害をしないよう細心の注意を払います。
7.取引先との関係
私たちは、すべての取引先に対し、良識と誠実さをもって対応し、公平かつ公正な態度で接します。
自らの優越的地位を利用した不当な配慮を求めたり、社会常識を逸脱した過剰な贈答・接待などの不適切な関係をもったり、公務員またはこれに準ずる立場の者に対する不当な接待・贈答・便宜供与を行うなどの行為は、一切行いません。
8.企業活動の透明性
私たちは、広く社会とのコミュニケーションを拡充し、企業情報を積極的かつ公正に開示して、企業活動の透明性を確保します。
9.情報の保全
私たちは、社内・社外を問わず、業務に関して知りえた未公表の内部情報・機密情報を利用して自己または第三者の利益を図る行為(インサイダー取引等を含む)を行いません。
また、個人情報についても、法令・社会規範等に従って適正に取得・管理し、目的外の使用や第三者への漏えいは行いません。
10.本行動憲章の周知・徹底
私たちは、定期的な研修等により、私たち自身はもとより、タレントに対しても、本行動憲章の周知・徹底を図ります。
以上
平成22年6月1日