開発と平和のためのスポーツの国際デーアスリートからのメッセージ

「開発と平和のためのスポーツ国際デー」は、2013年に国連によって制定されたばかりの新しい記念日です。

近代オリンピックが初めて開催されたのが1896年4月6日であったことからこの日に決まりました。
この新しい国際デーは2014年に初めて記念され、国連のこの動きに賛同した国々で様々なイベントやシンポジウムが行われています。
日本も賛同した国のひとつです。

世界では、紛争が続く国や地域があったり、貧困で教育を受けられない子どもたちがたくさんいます。国連は地道に世界が平和になるよう活動を行っていますが、その中で注目されたのがスポーツなのです。
スポーツが開発と平和を促すこと、寛容と相互理解を育むこと、こういった効果を期待されております。

今回、弊社からは所属アスリートに「持続可能な開発目標(SDGs)」の17のゴールの中からひとつの目標を選んでいただき、目標達成へのメッセージをご提供させていただきました。
2017.04.06
  • 田中光

    アトランタオリンピック男子体操競技日本代表で、現在は日本体操協会広報部委員長、流通経済大学教授(教育学博士)を務める田中光さんに一番身近な「持続可能な開発目標(SDGs)」を選んでいただきました。

    -SDGsのゴールのうち、どれを選びましたか?
    ゴール4「質の高い教育をみんなに」
    -なぜそのゴールですか?
    教育は人間の最良の投資と考えるからです。
    -その目標達成にあなたなら何ができますか?
    教育は、誰もが平等に与えられるべきだと思います。 すべての人が平等に教育の機会がより得られるよう、吉本興業および体操協会で、そして大学教授として、活動を広げていきます。
  • 井原正巳

    元サッカー日本代表で、現在はアビスパ福岡の監督を務める井原正巳さんに一番身近な「持続可能な開発目標(SDGs)」を選んでいただきました。

    -SDGsのゴールのうち、どれを選びましたか?
    ゴール16「平和と公正をすべての人に」
    -なぜそのゴールですか?
    サッカーの世界では、選手が規則を守って競技を行う「フェアプレー」が推奨されています。私は、フェアプレーが平和と公正に通じるものだと思います。
    -その目標達成にあなたなら何ができますか?
    平和と公正をすべての人に届けられるよう、プレーする選手たちはもちろん、我々スタッフやチームを応援してくれるサポーター、サッカーを愛するすべての人々が、日常でもフェアプレー実践できるよう心がけていきたいと思います。
  • 木村真野

    シンクロナイズドスイミングの木村真野さんに一番身近な「持続可能な開発目標(SDGs)」を選んでいただきました。

    -SDGsのゴールのうち、どれを選びましたか?
    ゴール6「安全な水とトイレを世界中に」
    -なぜそのゴールですか?
    安全な水が確保されてこそ、みんなの生活が成り立ち、それは全てのベースになるからです。
    -その目標達成にあなたなら何ができますか?
    多くの国で、安全な水を使うことが難しい環境にあります。私は、海外でのシンクロナイズドスイミング競技に参加する機会が多いので、まずは自分の目で世界の現状をよく見て、改めて何ができるかを考えたいと思います。シンクロナイズドスイミングが出来る環境は、安全な水があってこその競技です。
  • 永島昭浩

    元サッカー日本代表で、現在はスポーツキャスターとして「なんとかしなきゃ!プロジェクト」の著名人メンバーとして世界を駆け巡る、永島昭浩さんに一番身近な「持続可能な開発目標(SDGs)」を選んでいただきました。

    -SDGsのゴールのうち、どれを選びましたか?
    ゴール3「すべての人に健康と福祉を」
    -なぜそのゴールですか?
    JICAなどの活動で、開発途上国に伺い、福祉が行き届いていない現状等を目の当たりにしたからです。
    -その目標達成にあなたなら何ができますか?
    まずは世界の様々な環境や状況を知り、みんなが今よりも元気な体と安心できる環境をつくっていきましょう!
  • 岡崎朋美

    長野オリンピック スピードスケート女子500M銅メダリストの岡崎朋美さんに一番身近な「持続可能な開発目標(SDGs)」を選んでいただきました。

    -SDGsのゴールのうち、どれを選びましたか?
    ゴール4「質の高い教育をみんなに」
    -なぜそのゴールですか?
    私自身小学生の娘がいます。将来この子たちが中心となって、世界で起こる様々な問題と向き合い、壁を乗り越えなければならなくなった時、土台となる教育は大切だと感じています。
    -その目標達成にあなたなら何ができますか?
    スピードスケートは一見他者と競争しているように見えても、本質的には自分自身との闘いです。私の経験を伝えることで、子どもたちが壁を乗り越える時のヒントになればと思います。
※画像は「国連広報センター」Twitterアカウント@UNIC_Tokyoより引用