SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS〜世界を変えるための17の目標〜

ステージエリアでは、世界各国の文化芸術発信として、ワールドダンスやストリートラグビーなどが開催された後、「よしもとSDGsお笑いステージ」がスタート！　
この日は、SDGs企画として「そうだ！どんどんがんばろう スタンプラリー」も実施し、日本大通りのあちこちに吉本芸人によるSDGsパネルとスタンプ台が置かれ、子供から年配まで多くの人々が参加しておりました。

MCを務めた次長課長の河本さんが登場し、まずはSDGsの紹介から。
「SDGsって聞いたことあるよ～っていう人はいますか？」という質問に、チラホラ手を挙げる人がいたことに「結構知ってる人多いんですね！」と嬉しそうな河本さん。続いて「みやぞん好きな人～！」と言うと、子どもたちを中心に手が挙がりますが、即座に「出ませ～ん！でも、未来のみやぞんは出ますよ」と言い、笑いを誘います。

SDGsとは、国連が採択した2030年までに達成すべき17の世界共通目標のことだと説明し、「途上国だけじゃなく、先進国にも関係することなんです !」と話し、14番の「海の豊かさを守ろう」に関しては、コーヒーチェーン店が環境のためにストローの使用をやめたことを例に挙げ、身近な問題だと感じさせます。「まずはSDGs(エス・ディー・ジーズ) の読み方と、17の目標のうち一つだけでいいので覚えて帰ってくださいね」と呼びかけます。

続いて5組の芸人がネタを披露。
まずは、田畑藤本、黒ラブ教授、あかもんのインテリ芸人が、“SDGsが詳しい芸人” として、ネタの中でSDGsのテーマに触れて披露します。
トップバッターの田畑藤本は、17の目標のうち6番の「安全な水とトイレを世界中に」をテーマに、藤本さんが「汚れた水をきれいにする」という特技を披露。まず、コップにミネラルウォーターを入れ、そこにうがい薬を入れます。すると水は茶色くなるのですが、そのうがい薬でうがいをし、コップに戻すとその水が、元の透明できれいな水になっており、観客を驚かせます。大きな拍手が起こったあと、「みなさん、これ原理はめちゃめちゃ簡単なんです。単純なことで、うがい薬に含まれていたヨウ素が口の中のアスコルビン酸と酸化還元反応を起こして無色のヨウ化カリウムに変わっただけなんです。簡単でしょ？」とおそろしい早口で説明し、田畑さんに「難しすぎるやろ」とツッコまれ、お客さんは爆笑！

続いて登場したのは、理系大学で応用生物学部の講師として教鞭をとりながら、芸人としても活動を行っている黒ラブ教授。
教授らしい語り口調で、いろんな物事を公式に当てはめたり、理系人間チェックリストや理系知ったかぶり学など、クスリと笑わせるフリップネタを披露。また、｢SDGs｣の使い方についてコミカルに紹介し、写真を撮る時の合図を｢チーズ｣ではなく、｢エスディージーズ｣にしようと笑いを誘っていました。
2人共に東京大学出身のコンビ｢あかもん｣は、東大あるあるネタを披露。東大卒の2人なら答えを合わせることができるだろうという「東大合わせましょうゲーム」をし、｢勉強をするところは？｣という問いかけに対し、｢図書館｣、｢カフェ｣などと2人の答えはことごとく合わず、笑いが起こります。

次に“ゲスト芸人”として、 キャベツ確認中と8.6秒バズーカーがネタを披露し、会場を盛り上げました。

5組のネタが終了すると、全員がステージに登場。SDGsについて、どの目標を特に意識しているか？というテーマになると、8.6秒バズーカーは8番の「働きがいも経済成長も」をあげ、「ブレイク時は1日21本も仕事してたんですけど、今は1日1本か休み。これでは働きがいがないです」と自虐ネタで笑いを起こします。

ここで河本さんが年収の話題になり、「世界の長者番付のトップ7の人の年収を合わせた額と、地球の30億人の年収を合わせた額が一緒なんですって」と驚愕の事実を披露。すると8.6秒バズーカー・田中さんが「よしもとと一緒ですやん！」とツッコみます。その発言に「だってここ（と全員を指差し）全部でギャラ4000円やもんな！」と乗っかる河本さんの発言にお客さんは爆笑！

続いては、お客さんも全員参加の「SDGs マルバツ クイズ大会」のコーナーを行いました。SDGsの様々な課題にちなんだ問題が出され、お客さんは、マルとバツに分かれて回答し、最後まで正解した方には、SDGs缶バッジ、ステッカーなどのグッズや芸人の寄せ書きサインなどが入ったSDGsトートバッグがプレゼントされることに。ラストは、じゃんけん大会となり、多くの子どもたちが賞品を獲得していきました。