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日経SDGsフォーラム×『就活NEXT 未来を変える会社2020年版』特別セミナー「よしもと×SDGsステージ」
2019年1月31日(木)、東京・日経ホールにて日本経済新聞社主催「日経SDGsフォーラム×『就活NEXT 未来を変える会社2020年版』特別セミナー」が行われ、企画のひとつとして実施された「よしもと×SDGsステージ」にトレンディエンジェル、田畑藤本、おかずクラブが出演しました。
本イベントは就活生に向けて“会社選びの基準にSDGsや社会貢献、ESG投資を取り入れていこう”をテーマに、SDGs達成に向けたさまざまな企業の取り組みについての講演やパネルディスカッションが開催され、その中で「お笑いやエンターテインメントを通してSDGsを知ってもらう」ステージ企画として、「よしもと×SDGsステージ」を企画・制作しました。
2019.01.31
トレンディエンジェルの斉藤やおかずクラブが出演する「SDGsについて考え始めた人々」の映像でスタートし、司会のタケトより吉本興業もエンターテインメントや笑いでSDGsに取り組んでいることを紹介。そのあとに3組のコンビがSDGs漫才を披露しました。
最初に登場したのは田畑藤本。SDGsの17の目標のうち、「1.貧困をなくそう」をテーマに漫才を繰り広げます。「今日のセミナーを受けて、“貧困をなんとかしたい!”と思った方、いらっしゃいますか?」とお客さんに尋ね、手を挙げた人に「チャンスです。僕ら今、貧困なんです」と力強く明かし笑わせていました。また、世界の貧困の現状について、現在8億3600万人もの人が貧困状態にあることや、その数字が実に世界の人口の11%であることなどが、藤本得意のクイズ形式によって明かされていくという、面白くもためになる漫才でした。
おかずクラブは、「3.すべての人に健康と福祉を」をテーマに漫才を披露。芸人になる前に看護師を4年していたというオカリナさんが、当時のエピソードを話します。当時働いていた病院ではホームレスの患者も受け入れており、名前のわからない患者が多くいたそうで、その場合、倒れていた場所や見た目の特徴から「日本橋太郎」など、簡易的に名前が付けられていたそう。そんなユニークなエピソードも披露しつつ「日本では、名前も住所もわからない人でも医療を受けることができるんですよ」と明かしました。
トリを務めたトレンディエンジェルは、テーマをひとつに絞らず、17の目標から複数を盛り込んだ漫才を作り上げました。たかしさんの世代がゆとり教育であることから「4.質の高い教育をみんなに」に絡めたり、斎藤が「僕は髪が早く乾くので、電気代を節約している」と豪語するなど、さまざまな形での「自分たちなりのSDGsへの貢献」をアピール。お客さんに「笑いの節約はしないでください!」と訴えかけて会場を盛り上げました。
続いて「楽しく学ぼう!SDGsクイズ」のコーナーへ。お客さんにSDGsに関するクイズを出題し正解者に「よしもとSDGsグッズの詰め合わせ」をプレゼントする企画で、出演者が全員登場。
「世界の最も豊かな8人が持っている資産は、貧しい人の資産の何人分にあたるでしょうか?」や、「地球全体をビニールプール1杯分とすると、普段使える水は〇〇1杯分?」などの問題が出されると、お客さんが挙手で回答し次々正解していきました。
最後にタケトより「みなさん、笑いながら少しでもSDGsを知ってもらえたでしょうか?」とお客さんに呼びかけ、客席から盛大な拍手を頂いてステージは終了。
就活中の大学生やその保護者の方々にも、新たな会社選びの基準を考えていただくとともに、SDGsの活動についても考えていただくよい機会となるイベントでした。