おっ!SAKAまるごとSDGs-「SDGs先進都市・大阪」の実現に向けて-
2020年8月26日なんばグランド花月にて、大阪商工会議所が主催、大阪府と吉本興業が協力し『おっ!SAKAまるごとSDGs-「SDGs先進都市・大阪」の実現に向けて-』を開催しました。
はじめに大阪府の取り組みが紹介され、万博がSDGsの達成を加速させると説明、大阪が高く評価されているSDGsのゴールと、今後克服していく必要のあるゴールについて説明。
SDGsのアンケート調査の結果を発表したうえで、2020年3月には大阪府が「SDGsビジョン」を作り、17のゴールのうち、重点的に取り組むものとして『健康と福祉』を挙げました。
大阪商工会議所の取り組み紹介では、コロナ禍のなか、これまで以上に地球課題を意識しながら持続可能なビジネスを目指すことが求められていることを説明。
SDGsに取り組んでいる企業として吉本興業を紹介し、毎日放送『吉本新喜劇NEXT』の番組内にある『SDGsソング』というコーナーについてもふれられました。
2020.08.26
休憩をはさんで、SDGsをテーマにした新喜劇がスタート。
舞台は大阪の商店街、川畑泰史座長、すっちー座長、酒井藍座長のほか、おなじみの新喜劇メンバーたちが定番のギャグと動きで笑いを生んでいきます。
今回の新喜劇には大阪商工会議所の尾崎裕会頭と、サプライズゲストとして吉村洋文大阪府知事も出演、会場を沸かせました。
尾崎会頭はアドリブと思わせるやりとりもあり、大いに盛り上げます。
続いて、吉村知事が登場すると会場からはひときわ大きな拍手があり、川畑座長も思わず「誰よりも歓声が多い!」と。
吉村知事はSDGsと万博についてアピールし、決まったばかりの万博ロゴの入ったシャツを披露すると、会場はまた大きな拍手に包まれました。
新喜劇終了後には囲み取材も行われました。
新喜劇デビューの感想として、尾崎会頭は「最初はすごく緊張しましたが、だんだん楽しくなってきた」と言われ、吉村知事からは「普段は役所と家の往復ばかり、寝るときもずっとコロナのことを考えている」と明かし、「今日はここに来て楽しませていただいた。笑いって大切、いい経験をさせていただいた」と笑顔で話しました。
大﨑会長は2人にお礼を伝えて、「改めて手に汗を握りながら舞台袖で新喜劇見たのは最初で最後、新喜劇は集団漫才、漫才は大阪が生んだ宝」と話し、香川登志緒氏の言葉を明かしながら、「吉本新喜劇は永遠になくならないと思う、大阪の道の真ん中をみんなで笑いながら歩いていきたい、今日は本当に記念になる1日になったと思う」と振り返りました。
2025年万博に向けての思いとして吉村知事は、「持続可能な開発目標を達成していくというのは大阪万博の大きな目標」と力説。
今日の新喜劇の舞台についても触れ、「コミュニティなど小さな単位でも重要な目標なんだということを感じながら今日は出演させてもらった」と話しました。そして、万博を必ず成功させたいという思いを強くしたと力を込め、「突き抜けた万博をやりたい、大阪らしい笑顔、笑いを入れた万博にして世界に発信していきたい」と気持ちを新たにしていました。
尾崎会頭は「万博のテーマであるいのち輝く未来社会をどう作っていくか、一番のキーワードはいのち、それを育む地球、それをどうデザインして輝き続けるかということはまさにSDGs の17の項目」と話し、「小さなことからSDGsをずっと進めていくということが我々にとって大事な使命、地球、すべてのいのちを守りながら人類が発展していくということを考えて取り組んでいければ」と話されました。
NGK1Fロビーでは大阪にゆかりのある15の企業、団体がSDGsへの取り組みの紹介や商品の販売なども実施、フェアトレードで作られた製品や、工業部品とガラス製品を組み合わせた製品など、バラエティ豊富なアイテムを紹介するブースが並びました。