海の生き物の減少に芸人たちが驚愕
MSC(海洋管理協議会)は、持続可能な漁業によって獲れた水産物の認証などを行っている国際的な非営利団体です。ココリコ・田中はMSCジャパンのアンバサダーを6年間務め、これまでも海洋資源を守る活動を行ってきました。
今回の特別講義は、6月1日(木)~7月31日(月)の期間で行われている「海の恵みを守る約束。選ぼうMSCラベル」キャンペーンの一環として行われたもの。田中が実際に漁業の現場を訪問し、その体験報告という形で「持続可能な漁業」について講義しました。
まずは田中が海の危機について、データをもとに説明します。この50年間で海の生き物たちが約半分(49%)に減ったことや、過剰漁獲されている魚が全体の35%もいることなどを話すと、芸人たちは「うそー!」「獲りすぎなんや」と驚きの声をあげます。
見取り図・リリーは、「じゃあ、それで僕たちができることって何なんですか!」と突如として立ち上がり、「教えてください先生! 悲しいじゃねえかよ!」と田中に迫ります。すかさず、インディアンス・田渕が「むかしの金八先生みたいになってますよ」となだめました。
魚好きの見取り図・リリー「人生観が変わった」
田中は解決策のひとつとして“サステナブルシーフード”を提案。これは、持続可能な漁業で獲られている水産物のことです。「MSCラベル」が張られている商品は、そのサステナブルシーフードにあたるということで、見取り図・盛山はラベルを見て、「覚えとこう」としっかりインプットした様子。リリーも「本当に明日から動きます!」とMSC製品の購入を宣言しました。
講義終了後、リリーは「途中から田中さんがスティーブ・ジョブズに見えた」と笑わせながら、「実際、魚はめちゃくちゃ好きでよく食べるんですけど、こんな現状があるんだなって。今日で人生観が変わった」と話します。
尼神インターの誠子もしおらしく、こう語ります。
「実際にああいう数字をもらったりすると、(魚の獲りすぎは)本当にダメなんだなって思いました。今日からできることなので、取り組もうと思いました」
一方の渚は、過去に田中にMSCラベルについて教わったのに、すっかり忘れていたことを告白。「今日は忘れないためにも、MSC認証ラベルのタトゥーを彫ろうと思います」と、田中を笑わせました。
田中はアンバサダーとしての活動を振り返って、「6年間で少しずつではあるけども、ゆっくり(MSCラベルの)知名度も上がってきている」と手ごたえを口にします。そして、この日の講義について、生徒役の芸人たちのリアクションに感謝しながらこう語りました。
「こういった活動が大事だなと思う。どうしても難しい話になりがちなんですが、これだけのメンバーなので、柔らかく笑いをまじえて伝えてくれました」
今回の講義でも使われた動画「身近な魚が食べられなくなる!? ココリコ田中が密着!持続可能な漁業とは?」は、MSCジャパンと吉本興業のYouTubeチャンネルで公開されました。